2022年3月7日より数量限定で発売された『グレンリベット 12年 ライセンスドドラム』。不動のレギュラーラインナップである「グレンリベット12年」の限定シリーズである「オリジナルストーリーズ」の第2弾です。
スコッチウイスキーの中でも人気のグレンリベット蒸留所の歴史を紐解く限定シリーズ。今回は発売したばかりの「ライセンスドドラム」の解説とティスティングレビューをしていきます。
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目次リスト
グレンリベット ライセンスドドラムの特徴を解説
長いスコッチウイスキーの歴史の中でも、今現在もその中心にあり続ける「グレンリベット蒸留所」。
ウイスキーを密造していた1800年代から、常にトップクラスの知名度と売上を誇り世界中のウイスキーファンから親しまれています。
クセが少ないその「滑らか」で「フルーティ」な味わいは、飲み手を選ばない「スコッチのど真ん中」の位置付けと言えるでしょう☺️
そんな「グレンリベット蒸留所」のレギュラーラインナップである「12年」の限定シリーズ「グレンリベット ライセンスドドラム」。
まずは「ライセンスドドラム」の特徴を簡単に解説していきます。
「密造時代から政府公認へ」ウイスキー製造ライセンス取得に敬意を表した「ライセンスドドラム」
今回発売された「グレンリベット ライセンスドドラム」は限定シリーズである「オリジナルストーリーズ」の第2弾です。
第1弾に発売された「グレンリベット イリシットスチル」
「イリシットスチル」はウイスキーを密造していた時代から着想を得て、原材料は「12年」と同じですが、冷却濾過をしない「ノンチルフィルタード」で仕上げられたウイスキーです。
アルコール度数も48%と高いのも特徴。
また、ボトルデザインも現存する最古の「ザ・グレンリベット」のボトルをイメージしてデザインされ、丸くずんぐりとしたボトルは現代のウイスキーファンには新鮮ですね☺️
第2弾「ライセンスドドラム」の特徴は?
第2弾の「ライセンスドドラム」はというと、密造の時代が終わり1824年、グレンリベットが「政府公認第一号」のウイスキー蒸留所として製造免許を取得したことに敬意を表した限定ボトル。
大きな特徴はファーストフィル・ダブルオーク熟成であること。
使用される樽材は
- アメリカンホワイトオークのバーボン樽
- ヨーロピアンオークのシェリー樽
通常の「12年」はリフィル樽(何度か熟成に使用された樽)が使用され、樽の存在感よりも、スペイサイドモルトならではの「軽やかで優しい」甘さとフルーティさが魅力です。
「ライセンスドドラム」はファーストフィル(初めてスコッチウイスキーの熟成に使用される樽)で構成されているため、より樽の個性や特徴が際立つ仕上がりになっているとのこと。
アルコール度数は「イリシットスチル」と同じく48%です。
レギュラーラインナップに比べ、アルコール度数が高いため「濃厚」な味わいに仕上がっているのではないでしょうか?😊
早速レビューしていきたいと思います!
グレンリベット ライセンスドドラム をテイスティング&レビュー
まず目に入るのは「外箱のデザイン」。
最初は当時の新聞がモチーフかと思っていましたが、どうやら政府公認当時の「ウイスキー製造免許」をイメージしているようです。
なんともオシャレ☺️
ボトルも「イリシットスチル」と同じ「丸みを帯びた」ずんぐりなデザイン。
レギュラーラインナップと異なるデザインは、ファンの心をくすぐります。
キャップラベルには「オリジナルストーリーズ」シリーズの封印シールが貼られ、昔っぽいオールド感が演出されてます。
ボトルの概要はこちら😊👇
グレンリベット12年・ライセンスドドラム | シングルモルトウイスキー・12年熟成 |
---|---|
スコッチウイスキー | 原産国:スコットランド🏴 |
アルコール度数 | 48% |
参考価格 | 約7600円 |
グレンリベット ライセンスドドラムを「3つの飲み方」でテイスティング
それでは『グレンリベット・ライセンスドドラム』をテイスティングしていきます。
飲み方は3種類。
- ストレート
- オンザロック
- ハイボール
どんな味わいや香りがするのか。
とても楽しみです☺️
ストレートでティスティング
色味
- 少し濃いめの琥珀色
- 12年と比べるとかなり濃い
香り
- りんごや桃のドライフルーツ
- ビターで煮詰めた果物・バニラやシロップ
- 洋菓子のような柔らかい穀物感と甘さ
味わい
- 最初の口当たりは滑らか
- 樽感から感じるビターさが最初に広がる
- ドライフルーツのギュっと濃い果実感
- 中間の渋みとスパイスがシェリー樽を感じさせる
- 余韻にはカスタードやクリームブリュレのような香ばしいお菓子
スッキリとした「12年」とは全く違います😳
ビターで味わい・ボディともに濃い印象
ファーストフィルの影響なのか、樽のウッディさや渋み、タンニン感が前面に出ています。
フレッシュフルーツの様な爽やかさが魅力の「12年」とは違い、ドライフルーツや煮詰めた果物、焦がした洋菓子のビターさ。
余韻に残る甘いカスタードやブリュレを思わせるバニラ感は印象的です。
「12年」のライトなボディが好きな人には違和感があるかも、、。😅
オンザロックでテイスティング
「オンザロック」で冷やすと香りのビターさがフレッシュに変化😳
桃のシロップ漬けやピーチタルトの様な爽やかな甘さが際立ってきます。
ボディは穏やかになり、カスタードの甘さがより強調され、まさに桃の洋菓子を食べているかのよう☺️
驚くほどまろやかになり、ストレートでの個性がほどけてクリーミーになります。
個人的にオンザロックはネガティブな要素が出やすい印象ですが、「ライセンスドドラム」は別物と思うくらい「オンザロック」はおすすめです😊
ハイボールでテイスティング
「ハイボール」も「オンザロック」と同様に甘くクリーミーな印象。
ビターさやタンニン感もある程度感じるので、舌に感じる甘さはフワッと消えていきますが、余韻に残る優しいバニラの香りが心地いい☺️
柔らかい穀物の甘さとカスタード、洋菓子といったフレーバーを堪能できるので食中酒というよりは「デザートハイボール」がおすすめですね。
少し濃いめの「ハーフハイボール」にして寝る前に楽しむのも贅沢ですね😊☝🏻
グレンリベット ライセンスドドラム まとめ&評価
- ストレート
- オンザロック
- ハイボール
3つの飲み方を試したをした印象ですが、
かなり樽のビターさが前面に感じました。
「ファーストフィル」、特にシェリー樽の影響が強いのか、渋みやスパイシーさがボディに厚みを持たせている印象でした。
好き嫌いが分かれるかもしれません😅
これは完全に好みだと思います。
通常の「12年」とはキャラクターが違いました。
しかし、アルコール度数も48%ですから、飲みごたえはしっかりあります。
個人的には「オンザロック」のクリーミーで甘い飲み口がとても気に入りました☺️
あとは価格とのバランスです、、。
限定シリーズですから「グレンリベットファン」の方にはぜひ飲んでほしいです。
しかし、7000円前後で考えると「18年」が買える金額ですから、人それぞれ判断は難しいところですね😅
度数だけで考えるとグレンリベットの中での「48%」は貴重ですけどね😌
もし出会ってしまった時には、立ち止まって検討してみるのもいいと思います。
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