台湾のウイスキー。そう聞いてあなたはどう思いますか?「なにそれ?」「台湾ってウイスキー作ってるの?」そう思っている人にぜひ見てほしい。今、世界中のウイスキー愛好家が大注目をしている「カバラン蒸留所」の魅力と自宅でも試しやすいボトルを紹介します!
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目次リスト
台湾が世界に誇る最高峰ウイスキー「カバラン」とは?
台湾ウイスキー「カバラン」
今世界中で注目されているウイスキー蒸留所。
2005年に完成し、蒸留を開始。
ウイスキーの世界では、まだまだ新しい蒸留所です。
そんな歴史も浅い蒸留所が、なぜ、世界中から注目され、高い評価を受けているのか?
まだ「カバラン」を知らない人に見てほしい。
「カバランの魅力」を解説します。
ウイスキーと言えばどこの国を想像しますか?
ある程度ウイスキーを飲んだ人なら、
「スコットランド」「アイルランド」
このあたりが思いつくはず。
それは、歴史と伝統が長く続いてきた背景があるから。
ウイスキーを語るなら、
「スコッチ」を飲んでおけば間違いない!
誰もがそう言いたくなってしまうかもしれません。
「台湾ウイスキー」をおすすめされてもピンと来ない。
そう感じる人がほとんど。
私もウイスキーを覚え始めた頃はそうだったんです。
ウイスキー造りに真剣に取り組み完成したカバラン蒸留所
カバラン蒸留所は、台湾の「金車(キングカー)グループ」が2005年に立ち上げた蒸留所。
「金車グループ」は缶コーヒーやミネラルウォーターを販売している、台湾の大手企業。
そんな大企業が、
「世界に誇れるウイスキー」を作りたい!
そんな情熱を持って世界中を周り、
参入を決めた2002年から、
キングカーウイスキープロジェクトチームは、100種類以上のウイスキーを研究。
蒸留所の建設には、
ウイスキーコンサルティングで世界的に有名な
「ジム・スワン博士」に協力を依頼し、
麦芽粉砕から糖化、発酵、蒸留、樽管理、熟成など
全ての行程を行うことができる蒸留所を完成させます。
ウイスキー製造の全てにこだわった蒸溜所。
立ち上げの段階から本気度が伝わります!
※カバラン蒸留所の詳細を詳しく知りたい方は公式HPもぜひご覧ください🔽
熟成の常識を変えた!温暖な台湾の気候が作り出すウイスキー
「冷涼な気候でじっくりと熟成をさせる」
そんなウイスキー熟成の概念を根本的にくつがえしたのが「カバラン」
カバラン蒸留所は、台湾東北部の「宜蘭(イーラン)県」にあります。
その気候の特徴は「亜熱帯気候」。
つまり冷涼とは真逆の温暖湿潤な地域。
その温暖な気候の中でウイスキーを熟成することにより、
ウイスキーの本場スコットランド🏴に比べ、
3〜4倍の早さで熟成が進みます。
その分、
エンジェルズシェア(樽熟成中に中身のウイスキーが蒸発する量)も
年間10%ほどと非常に多く、
熟成の管理も非常に難しい。
しかしカバランは、
徹底した製造工程を確立し、短期間でも長熟ウイスキーに負けない、
独自の魅力的なウイスキーを世に送り出しています。
まさに南国を思わせるトロピカルな香りや味わいは
独特な気候で作られる、カバラン唯一の個性と言えますね☺️☝🏻
なぜ「カバラン」は世界的に注目されているのか?
一般的なウイスキー造りとは、全く違う路線を確立した「カバラン」
一般的に見れば、
「邪道」や「異端児」と表現されてしまいそうですよね。
しかし、現在では世界中から高い評価を受けるまでに。
その秘密はもちろん、
「美味しいウイスキーであること」
では、カバランはどのようにして世界から注目を集めたのでしょうか?
スコットランドのティスティングイベントでの衝撃のエピソード
2010年1月にスコットランドで行われたあるイベントにて。
それは「ブラインド・テイスティング」と言われる、
銘柄を隠した状態でティスティングをして評価する方法。
スコットランドの新聞社が主催した
このイベントの本来の趣旨は、
イングランド地域🏴でも100年ぶりにウイスキー蒸留所が次々と創業したことを受け、
スコッチとイングランドウイスキーを飲み比べるというもの。
つまり本来は「スコッチ」と「イングリッシュ」の対決。
その中に、当時無名だった「カバラン」がこっそりと参加していたのです。
その結果、、、
他のウイスキーを引き離して「圧勝」を収めたのは「カバラン」でした!
銘柄の正体を知った審査員たちは驚きを隠せなかったそうです。
もともと、カバランのポテンシャルに気づいていたウイスキー評論家の「チャールズ・マクリーン氏」は、ほとんどの審査員が圧倒的な評価を下した「カバラン」に改めて、大きな可能性を感じたそうですよ😳
世界的なウイスキー品評会で賞を受賞し続けるカバラン
※この写真は公式HPより掲載させていただいております
カバランのこだわりと言えば「シングルモルト」
世界的に見ても、これだけの規模でシングルモルトのみを作り続ける蒸留所は珍しい。
そして、原酒のタイプも基本的に1種類のみ。
蒸留器や蒸留方法を変えたりはせず、独自の原酒に磨きをかけています。
原酒タイプがシンプルな分、
熟成に使用する「樽」へのこだわりは半端ないです!😳
バーボン樽はもちろん、
ワイン樽、ラム樽、ポート樽、ブランデー樽。
シェリー樽に至っては、
オロロソ、ペドロヒメネス、フィノ、モスカテル、マンサニージャ、アモンティリャード、、、、。
世界中から、多彩で高品質な樽を集め、
カバランでしか表現できない「シングルモルト」を作り出しています😌☝🏻
2010年以降には、
IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)
SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)
ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)
主要な世界的ウイスキーコンペティションにおいて、
数々の「金賞」や「ベストウイスキー」「殿堂入り」などを受賞しています。
直近では2021年の
TWSC (東京・ウイスキー・アンド・スピリッツ・コンペティション)
日本の品評会でも多くのボトルが受賞しました。
詳しいラインナップの詳細を知りたい方は公式HPをご覧ください🔽
最初に試しておきたい「おすすめ」のカバランは?
ここまでは、カバランのあまり知られていない魅力について紹介してきました。
最後に、お手頃で試しやすい「おすすめのカバラン」を紹介します😊☝🏻
カバランは、基本的にお値段が高いボトルが多いです。
最高峰クラスの「ソリストシリーズ」は
安くても1万円以上してしまいます😅
そういったボトルは「BAR」などで飲んでみるといいですね。
カバランディスティラリーセレクトシリーズ
こちらは一番低価格で購入できるカバラン。
安いところでは4500円ぐらいから購入できると思います。
もちろんこちらも「シングルモルト」です!
カバランディスティラリーセレクトNo.1
「No.1」はカバラン特有の「トロピカルフルーツ」や「トフィー」の甘い香りをしっかりと楽しめ、口当たりも柔らかく滑らかです。
リフィルのバーボン樽やシェリー樽の原酒を複数ブレンド。
ブレンドに使用される原酒は、すべて4年以上熟成されています。
個人的に、最初に試してほしいカバラン。価格的にも買える範囲かと思います。日本の「山崎」をプレ値で買うなら、私は迷わず「No.1」を買います。
カバランディスティラリーセレクトNo.2
「 No.2」はセレクトシリーズの第2弾。
こちらは「No.1」とは違い、リフィルの「バーボン樽」で熟成した原酒を複数ブレンドされて作られています。こちらも4年以上の熟成。
「No.1」に比べ、爽やかさが強い印象で、「ハーブ」や「バニラ」の香り。
ボディは軽めですが、樽のウッディさやスパイシーさが余韻に感じます。
王道のカバランとは少し違う個性。「No.1」を飲んでみて、他のタイプも気になる人は試してみてほしい一本です。
カバラン・クラシック
カバランの「王道」と言ったらこちら!
カバラン・クラシック
カバラン・シングルモルトウイスキーの記念すべき一作目。
カバラン・チーフブレンダーの「イアン・チャン氏」いわく、
無人島に1本だけウイスキーを持っていくなら?
の質問に、、
「間違いなくクラシック!」
と答えるほど、カバランウイスキーを象徴する1本です😌
「バーボン樽」「シェリー樽」「フレンチオーク樽」などを厳選してブレンド。
カバラン特有の「魅惑的な南国フルーツ」の香り。
マンゴー、ココナッツ、蜂蜜、バニラなどの甘さが広がります。
樽の複雑なスパイス、滑らかな口当たりは完成度の高さを感じさせる。
カバランの真髄を味わうにはクラシックが一番です。価格としては9000円ほど。「山崎12年」が買えない今、試してみるのもいいと思います。
台湾ウイスキー・カバランのまとめ
既存のウイスキー生産国には無い個性を持つ「カバラン」。
その独自のウイスキー造りは、どこにも真似ができません。
これからさらに素晴らしいウイスキーを送り出してくることでしょう。
今、世界に広がるウイスキーブームの波。
これからも、いろいろな地域で面白いウイスキーが発売されるのが楽しみですね☺️
最後まで読んでいただき、本当にありがとうござます🤗
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