2023年5月23日、デュワーズのユニークカスクシリーズ第4弾「デュワーズジャパニーズスムース」が発売されます。今回特に注目度の高い「ミズナラ樽」を使用したデュワーズということで、その詳細と味わいの特徴について解説していきます。
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目次リスト
デュワーズジャパニーズスムース8年はどんな特徴のウイスキー?
デュワーズが限定で発売しているユニークな樽で仕上げられた「イノベーションシリーズ」第4弾のウイスキー🥃
デュワーズといえばブレンデッドスコッチウイスキーの中でも最近特に人気のある銘柄。日本だけでなくアメリカでも大人気で高いシェアを誇っています。
イノベーションシリーズ第1弾では「ラム樽」、第2弾で「メスカル樽」第3弾で「ポートワイン樽」と個性あふれる樽が使用されてきました。
それでは今回発売されるジャパニーズスムースの特徴を解説していきます。
日本産のミズナラ樽でフィニッシュしたデュワーズ
デュワーズジャパニーズスムースの特徴は、8年以上熟成された、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの原
「ダブルエイジング製法」はデュワーズの伝統的な製法で、ウイス
そのウイスキーを更に、日本産のミズナラ樽に最長6ヶ月再熟成させて、よりなめらかに仕上げています。
ミズナラとはどんな木材?熟成に使うとどんな特徴になるの?
ミズナラとは・・・日本各地の山地に分布するブナ科の落葉高木。簡単に説明すると「ドングリの木」。ミズナラの名前の由来は「水分が多く燃えにくい」ことから。海外では、別名「ジャパニーズオーク」とも呼ばれています。
ミズナラをウイスキーの樽材に使用し始めたのは、日本のサントリーと言われてます。
戦時中「樽材」の輸入が困難になり日本で採れるミズナラを使用しました。
前述したように水分量が多く、加工も難しいうえに、木の香りが強く、当初は樽材として評価が低かったようですが、繰り返し熟成に使用するうちに、「香木」「伽羅」「白檀」のような独特な香りをもたらすことがわかりました。
近年のジャパニーズウイスキーの評価が上昇するにつれて、世界中でミズナラ樽への注目度も集まりデュワーズだけでなくシーバスリーガルなどのスコッチウイスキーにも使用されています。
それでは実際にティスティングしながらレビューしていきましょう!
デュワーズ・ジャパニーズスムース | ブレンデッドウイスキー・8年熟成 |
---|---|
スコッチウイスキー | 原産国:スコットランド🏴 |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 約2500円 |
今回私が飲んだデュワーズジャパニーズスムースは、昨年に少量日本に出回っていた「並行輸入品」のため価格が少し高かったので、ご購入の際は必ず「正規品」の購入をオススメします!
ジャパニーズスムースのテイスティング&おすすめの飲み方
今回はこちらの5種類の飲み方で私なりに評価して行きます
- ストレート
- トワイスアップ(ウイスキーと水を1:1で割る飲み方)
- オンザロック
- ハイボール
- 水割り
購入を検討されている人の参考になれば嬉しいです☺️👍
ストレートでティスティング
色味は結構薄めの「黄金色」です。
まずは香り
最初の印象は「甘さ」を感じます。
蜂蜜のような甘さが主体ですが、少しビックリしたのがストレートの段階で「ミズナラ感」をしっかりと感じます!
爽やかな木の香りや昔の懐かしい「お線香」のようなニュアンスも感じます。
そして奥の方にはフルーティさも感じます。
8年熟成ですが、アルコールの刺激臭はほとんど感じません。
そして味わいですが、、
「甘く飲みやすい」
とてもなめらかに口に入ってきて、
アルコールの嫌なトゲも無くストレートでも飲みやすい印象です。
ただ、中盤から余韻にかけては「樽のウッディな渋み」が感じます。
これはミズナラ樽フィニッシュの影響だと思いますが、舌に少し渋みが残るので樽感が苦手な方は少し気になるかもしれません。
加水・トワイスアップでティスティング
加水することで甘さをより感じやすくなり、さらに飲みやすくなります。
少しフルーティさも顔を出しますが、ミズナラ感は消えません。
ただトワイスアップ(1:1)まで加水してしまうと味わいが薄く飲みごたえが無くなる印象でした。
個人的には少量の加水がオススメです。
オンザロックでティスティング
氷を入れて冷やすことで香り自体の甘さは落ち着きます。
ただ飲み口はよりトロっとしたマイルドな口当たりに変化する印象です。
甘さもそこまで無くならないのでオンザロックでも十分に楽しめると思います。
ただ、余韻に残るウッディな渋みや樽感はストレート以上に強調されてしまうので、苦手な人も一定数いるかもしれません。
個人的にはオンザロックも好きですね。
ハイボール・水割りでテイスティング
ハイボール
ジャパニーズスムースのハイボールは好みが分かれるかもしれません。
味わいはかなりあっさりとシャープな印象になります。
口に残る甘さはウイスキーが薄くなればなる程弱くなるので、決して飲みごたえのあるハイボールとは言えないと感じました。
個人的には甘すぎずスッキリとしていて、余韻の香りにミズナラのフワっとした甘さが鼻を抜ける感じが好きでした。アッサリ系ハイボールなので和食などに合わせるにはいいかもしれませんね。
水割り
ハイボールの印象そのままに、かなりサッパリしています。
口当たりは滑らかで甘すぎないので食事に合わせるにはちょうどいいですが、炭酸水のハイボールに比べウッディさは口に多少残る印象です。
ハイボールと水割りに関して言えば「シーバスリーガルミズナラ12年」の方が味わいがしっかりしていると感じました。単体でゆっくり飲むなら「シーバスミズナラ」。料理を邪魔せずアッサリと楽しむなら「デュワーズジャパニーズスムース」という感じですね。
ティスティング結果と評価について
個人的に好きな飲み方
私としてはまず「ストレート」でしっかりと「ミズナラ感」を感じながら飲んでみるのがいいんじゃないかなと思いました。
決して濃厚な味わいでは無いですが、甘さもしっかり感じ香りもミズナラの独特なニュアンスが感じます。アルコール感も十分気にならないレベルで飲みやすいですね。
「ロック」や「水割り」はテイスティングでも書いたように、余韻の樽感が強調されるので好みが分かれると思います。個人的には「ロック」も好みです
「ハイボール」はサッパリ系な印象で、夕食と合わせて楽しむのがいいのかなと思います。濃厚さは無いので飲みごたえに期待は禁物ですね‥。
デュワーズジャパニーズスムース 8年 の総合評価
デュワーズから待望のミズナラフィニッシュのウイスキーということで、今回かなり期待感を持って飲んでいきました。
正直満足感で言うと、予想を超える飲みごたえはそこまで感じませんでした‥。
同じブレンデッドで見ると「シーバスリーガルミズナラ12年」があるので、味わいの濃厚さで比べると少しアッサリした印象です。
しかし冷静に考えれば、このウイスキー「値上げの時代」に2,500円前後でリリースしてくるデュワーズの企業努力には頭が下がりますし、シーバスミズナラは4,000円近いので単純に比べるのも違うのではないかと思います。
2,000円台という価格帯でこれだけ「ミズナラ感」を気軽に感じられるウイスキーはまず無いと思うので、店頭やネット販売でちゃんとした価格(正規品)であれば一度は飲んでみていいウイスキーだと思います。
Amazonでもデュワーズジャパニーズスムース正規品の予約・販売がスタート!
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YouTube「デュワーズジャパニーズスムース 飲み比べ&解説
シーバスリーガルミズナラ12年のレビュー記事はこちら☺️👇
驚きの飲みやすさ!「シーバスリーガルミズナラ12年」評価とおすすめの飲み方